パソコン復元の重要性を考えるまでもなく、パソコンバックアップは大切な習慣です。一方、とある調査によれば、面倒であるとの理由でバックアップをしない人は、いまだPCユーザーの多数派なのだそうです。
この点、昨今のバックアップソフトは優秀ですから、面倒な操作はありません。いくつかのパラメータを選択して起動するだけですし、細かな設定ももちろん可能です。ただし、優秀なバックアップツールは有料販売が多く、あるいは費用がハードルになっているのかも知れません。
もちろん、データ復元に利用できるフリーソフトがあれば費用は解決なのですが。残念なことにデータ復元に使えるフリーソフト(無料ソフト)はそれほど豊富なわけではありません。
今回は数少ないデータ復元に使えるフリーソフトから「BartPE」をご紹介します。BartPEはバックアップとデータ復元両方が可能なバックアップツールです。
- BartPEとは、「Bart’s PE Builder」の略称。ブータブルCDを使ってシステム復元を行うという特徴がある。(ブータブルCDとはパソコンを起動させるために必要な情報を持つCD。CDから自律的にシステムが動作する)
- BartPEを起動すると、Windowsが立ち上がり、後の操作はwindowsのエクスプローラを利用する。
- エクスプローラから環境をバックアップする際にイメージ化のプロセスはない。BartPEの基本動作は必要なファイルをコピーすることだけ。
のバックアップツールとBartPEとの大きな違いは③のファイル取り扱い他にあります。一般的なバックアップツールはバックアップ時に、パーティション全体をイメージ化するという手法を使います。しかし、BartPEでは、ファイル単位でのコピーとなります。
復元するときもバックアップ時同様、エクスプローラを利用する作業となり、イメージリカバリーのプロセスは存在しません。
エクスプローラそのものは、差分・増分のコピーはしませんが、インターネット上でソフトを探すと、このような機能を備えたツールは簡単に見つかります。エクスプローラ利用に替えて、ツールを利用することで差分・増分コピーが可能です。
BartPEは英語版Windowsを想定したバックアップツールですから、日本語環境でそのまま使うのは難があります。日本語版WindowsでBartPEデータを作成すると、文字化けが生じます。しかし、日本語サポートプラグインを組み込めば問題は解決、日本語環境でもバックアップと復元が可能となります。
そんなBartPEですが、短所もないわけではありません。このシステムはCDから起動して利用するため、自動バックアップができないのです。とはいえ、最初の日本語化を除けば、生理的に使いやすい点は高ポイントですし、なにしろフリーソフトは無料のソフ、今使っているバックアップソフトに替えてBartPEを利用するのもよいですね。