HDDパーティションは、当たり前に利用されているデータ分類の方法です。年々容量が大きくなるハードディスクは、全体を一面の記憶領域として使うより、大ざっぱでも用途別・目的別に切り分けておくのがデータ復元の際にも便利です。
ハードディスクという記憶媒体は一台の中身を複数のブロックに分割することができます。複数に切り分けられた領域は、それぞれ仮想的に別物のハードディスクとしての利用が可能です。このブロックが「パーティション」と呼ばれる記憶領域の単位です。
パーティション分割自体は全く自由に行うことができますが、一番基本的な分け方は「システムパーティション」と「データパーティション」の二つに分割するやりかたです。一般的にも、2分割するユーザーが多いのですが、これにバックアップ、復元がやりやすいという理由があります。ハードディスクはシステムパーティションとデータパーティションを分割することで、パックアップと復元の効率がぐっ!とあがります。
例えば、データをバックアップする際のことを考えてみましょう。データパーティションを選んで、用意したバックアップデバイスへドラッグする……たったこれだけで済んでしまいます。
膨大なフォルダの中から必要なデータだけを選び出す手間も要りませんし、復元する時も反対方向にドラッグするだけでデータ復元完了です。
一方、システムパーティションのバックアップは、データパーティションほど単純簡単に済ますことはできません。しかし、データファイルとシステムファイルが分離している環境であればいろんな意味で作業がやりやすいものです。
バックアップ対象のファイル分量はシステム関連のファイルのみと必要最低限に抑制できることもメリットの一つですが、なんといっても万一の際のOS再インストールがとても楽になります。システムパーティションをフォーマットしてもデータパーティションはそのままとなり、OSをまっさらな状態にするクリーンインストールが可能です。
データファイルとシステムファイルが同じパーティションに混在している環境では、フォーマット操作で。データもシステムも消えてしまいます。復元が必要なのが、データかシステムのいずれかならば、選択的にバックアップとデータ復元作業をするだけでOKです。