バックアップユーティリティーはWindows標準のツールです。標準ですから、市販のバックアップツールと比較すると、機能面や使い勝手の部分でやや落ちる面もあります。しかし、Windowsに標準で付属されているバックアップツールであることから、コストをかけることなくデータバックアップできるのは大きなメリットです。
パソコンのデータ復元ではバックアップは基本中の基本。便利なツールを揃えることも結構ですが、どんなカタチですもバックアップは優先されるべきです。すぐに使えるバックアップユーティリティで必要なデータを確保することはぜひ検討したい選択肢です。
Windowsのバックアップユーティリティーは、市販のバックアップツールのようにCD-ROMやフロッピーディスクからプログラムが起動するわけではありません。なので、Windowsが起動できる場合のみ利用可能という制約があります。
すると、Windoes起動が不能であるような重篤なトラブルでは、以下のような手順でパソコンを復元します。
- まず作業用のWindowsをインストール
- 次に、バックアップユーティリティーを起動
- パソコンを復元
このように、イメージディスクから直接リカバリーが主流の市販バックアップツールと比較すると少々手間がかかるという短所があります。
またバックアップ先にも制約があるので、この点においても少々手間がかかります。
- バックアップ先として利用できる媒体はハードディスクとMOに限定。
DVDやCDなど、廉価でポピュラーな光学ドライブには直接書き込みができない。 - 所有のパソコンにCD・DVD系統の光学ドライブしか搭載されていない環境だと、一旦、ハードディスクにバックアップイメージを書き出したのち、改めてDVDやCDに書き込むことに。
また、パソコン標準OSと言ってもよい、WindowsXP Home Editionではこのバックアップユーティリティが標準でインストールされていません。WindowsXP Home Edition上でバックアップユーティリティーを使用する際は別途インストールしなくてはなりません。
この場合は、インストール用のCD-ROMからインストールするだけで難しいものではありませんが、標準のバックアップユーティリティーには無料であること以外に魅力は少ないと感じる人が多いようで、同じ無料でもさらに高機能なバックアップツールをインストールする方がパソコン復元には有益との声も聞かれます。